【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

「リーダーシップを学ぶ上で良い本はありますか？」

「まず、どこから手を付ければ良いのでしょうか？」

「どんな手順で勉強するのが効果的ですか？」

リーダーシップを身に付けたい方からの質問です。

昨日のコラムで、リーダーシップを身に付ける手順をお話ししました。

その第1ステップとして「リーダーシップの一般理論を本などで学ぶ」と書きました。

では、どのようにして一般理論を学べばいいのでしょうか？

これも、方法はいろいろですが、「まずはリーダーシップ理論の全体像をつかむ」

そこから始めることをおススメしています。

それには、全体を網羅した入門書を読むことが良いでしょう。

入門書としては、書店等に行き、自分が読みやすいと思うものであれば何でもOKです。

特にコレといったものがなければ、定番の「グロービス」シリーズ（*1）で良いと思います。

入門書を何冊か読み、どのようなリーダーシップのスタイルがあるかを頭に入れます。

その中で、特に自分が「こういうリーダーになりたいなー」と思うものをみつけます。

そして、そのテーマに特化した本で深掘りしていきます。

例えば、私の場合、リーダーになりたての頃のスタイルは「強権的」「威圧的」なものでした。

この方法で全く成果が出なかったので、真逆のスタイルに魅かれました。

特に、「EQリーダーシップ」というスタイルを知ったときは衝撃的でした。

「自分とは180度違う、このスタイルの方が成果があがる！と直感的に確信しました。

それからは、その本（*2）を何度も読み、共感型のスタイルを頭に刷り込んでいきました。

また、同じようなものとして「サーバント・リーダー」（*3）があります。

この本は、正直、分厚いので読み込むところまではいきませんでした。

ただ、「周りに奉仕するのがリーダーの役割」というエッセンスを学ぶことができました。

このように、まずは一般理論を学び、リーダーのスタイルを知ることがスタートになります。

ただ、これだけでは「頭でわかっているレベル」なので、まだ不十分です。

これを「体に染み込ませる」「腹落ちさせる」ところまで発展させないと実践では使えません。

そのステップについては、明日以降お話ししていきます。

（*1）「グロービスMBAリーダーシップ」（グロービス経営大学院著、ダイヤモンド社）

（*2）「EQリーダーシップ」（ダニエル・ゴールマン他著、日本経済新聞社）

（*3）「サーバントリーダーシップ」（ロバート・グリーンリーフ著、英治出版）