MBA流リーダーシップ強化方法08~理論と実践の壁~
「なかなか自分が思うようなリーダーシップを発揮できない。どうしたらいいの?」
「チーム力を高められるリーダーになりたいけど、どうしたらできるようになるの?」
「メンバーのモチベーションを上げたいけど、どうすればいい?」
自分らしいリーダーシップのスタイル(自分理論)をみつけると、
「よし!これで自分もリーダーシップをバリバリ発揮できるぞ!」と誰もが思うはずです。
でも、実際はすぐに発揮できる人はほとんどいません。
なぜでしょうか?
理由の一つに、「理論と実践の壁」が想像以上に高いことがあります。
「知っていること」と「できること」は全く違うともいえます。
やることは頭ではわかっている。
でも、それが実践になるとできない。
このことは仕事だけでなく、いろんな場面で経験したことはあるのではないでしょうか?
ダイエットなどはいい例です。
ダイエットをするには、「摂取カロリーを少なくし、消費カロリーを多くする」のが基本です。
つまり、「食事の量を制限して、運動を多くする」
これに尽きるわけです。
でも、ついつい食べ過ぎてしまう。
あるいは、面倒くさくなって運動をさぼってしまう。
頭ではわかっているのに、実践できない。
結果、ダイエットに失敗してしまう。
「知っていること」と「できること」が大違いである好例です。
また、「過去の習慣は変えにくい」というものもあります。
これまでにやってきたことを変えるのは、思っている以上に大変なのです。
習慣化するまでは難しいですが、いったん習慣化すると続けるのは意外に簡単です。
逆に習慣化されたものを変えるのは一朝一夕ではできません。
参考として私の例を少しご紹介します。
私は初めてリーダーになったときは、結構ガミガミうるさく言うタイプのリーダーでした。
自分の中に「狭いストライクゾーン」があって、そこに入らないものはすべて却下していました。
「そうじゃなくて、こんな感じにしてって言ったでしょ!」
「これだと全然ダメだから、全部直して!」
などなど。
このスタイルを何年も続けていました。(半ば習慣化していました…)
ただ、MBAでリーダーシップを学んでから、
「メンバーに共感できるリーダー、奉仕できるリーダーになろう」と決めました。
そこで、自分のストライクゾーンに合わなくても、最大限尊重する姿勢を見せる。
少なくとも出来ている箇所は「すごくいい感じ」と褒める。
そんなことを心掛けました。
しかし、ストレスが溜まっていたり、時間に追われていたりすると、
「もう言ったことと全然違う!こんなんじゃ全然ダメ!」
と過去のやり方に戻ってしまう。
「あー、またやってしまった…」
と落ち込むことが何度もありました。
では、どうすれば、過去の習慣を変え、自分理論を実践できるようになるのか?
明日以降、お話ししていきます。
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