MBA流リーダーシップ強化方法07~自分理論の例~

2015.08.24 (月)

昨日、自分理論のつくり方のヒントをお話ししました。

今日は参考までに、私がMBA時代の修士論文作成時につくったものをご紹介します。

 

「チームにおけるアイデア創出プロセスの探索的研究」

~クリエイティビティを高めるリーダーの役割~

これが私の修士論文のテーマです。

 

簡単に言うと、「どうすれば画期的なアイデアを出せるリーダーになれるか?」

そのことを研究しました。

研究の結果、6つの要素を抽出し、それぞれに2~5個の小項目を設けました。

 

私は、これらの項目を参考にして、実際にリーダーとして商品開発を行っていました。

最初はうまくできません。

でも、実践で学習することにより徐々にできるようになっていきました。

そして、それを何度も何度も繰り返しました。

結果、業界初の新商品を多数開発するチームづくりに成功することができたのです。

 

項目だけですとイメージが湧きにくいと思いますが、参考までに以下に掲載します。

ご興味のある方は、拙著「論理力より創造力」(*1)をご覧ください。

 

1.チーム構成

☑高スキルチーム(テーマおよびアイデア創出に必要なスキルを持つメンバーで構成する)

☑多様性チーム(メンバーのバックグラウンドに幅があり、多様性のあるメンバーで構成する)

☑少数精鋭チーム(少数のメンバーで構成する)

 

2.目標の共有化

☑目標の設定・共有(明確かつ、挑戦しがいのある目標を設定し、チーム全員で共有する)

☑仕事の重要性(仕事の重要性をメンバーに伝達し、チーム全員で共有する)

 

3.環境つくり

☑環境・雰囲気つくり(思い付きでも気軽に、自由に意見が言える環境・雰囲気をつくる)

☑コミュニケーション促進(チーム内のコミュニケーションを促進し、アイデア交流を促す)

 

4.メンバー支援

☑プロセス誘導(アイデアを生み出すプロセスを理解した上で、メンバーを適切に誘導する)

☑ヒント付与(メンバーに対し、解決の糸口となるヒントを与える)

☑視点転換(メンバーに対し、異なる視点を提示するなど、思考の転換を促す)

☑ロールモデル(メンバーに対し、お手本(ロールモデル)を示す)

☑フィードバック(メンバーの特性を理解し、メンバーの貢献に対し、支援的な評価をする)

 

5.外部の活用

☑外部知(チーム外の適任者に相談して、チーム内では気付かないアイデアや視点を得る)

☑外部評価(チーム外の人に客観的にアイデアを評価してもらい、チームに自信をつけさせる)

 

6.進捗管理

☑全体俯瞰(全体を俯瞰し、進むべき方向を確認し、進捗状況を管理する)

☑客観姿勢(結論を出す前に、一歩引いて客観的にアイデアの有効性や実現性を評価する)

 

(*1)「論理力より創造力」(渡邊将志著、講談社出版サービスセンター)

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