MBA流リーダーシップ強化方法06~自分理論~

2015.08.23 (日)

「成功しているリーダーに共通する特徴は何か?」

「チームでアイデアを考えていく上で何が大事か?」

「具体的に、どのような行動や発言をするとモチベーションが上がるか?」

 

昨日、10名のリーダーに成功の秘訣を聞いたことで腹落ち感が高まったとの話をしました。

ただ、この段階では、まだ一人一人の成功例であり、一般化まではされていません。

誰にでも通じる成功法則にするには、10名のリーダーに共通する特徴を見つけ出す必要があります。

つまり、点と点を結んで線にしたり、面をつくる作業です。

 

それはどのようにしていけばいいのでしょうか?

単に同じ言葉を取り出すだけではダメです。

そうではなく、言葉に潜むエッセンスを抽出する必要があります。

「抽象化する作業」と言うこともできます。

 

例えば、「モチベーションを上げるにはどうすればいいか?」と質問したとします。

 

「ワクワクするような話をすることですかね」

「夢を語ることに尽きます」

「大きな将来の絵を見せてあげることですね」

 

このような発言があったとします。

言葉自体は三者三様ですが、皆さん、意味としては「ビジョン」について話していると思います。

そこから、「ビジョン」というエッセンスを抜き出す。

そのような作業です。

 

また同じ質問に対して、このような回答があったとします。

 

「一番効果があるのは褒めてあげることですね」

「少なくともやったことに対して感謝はしてあげています」

 

この場合はどういうエッセンスが潜んでいるでしょうか?

恐らく、「肯定的なフィードバック」になると思います。

 

このように具体的な発言から、同じ意味のものにまとめてタイトルをつける。

この抽象化の方法は、川喜田二郎さんが考案したことからKJ法とも呼ばれています。

この作業を行うことで、膨大なデータ量が少量に整理されます。

それにより、使える知識・情報となるのです。

 

また、この作業は個人差が出ます。

つまり、まとめ方やタイトルの付け方に個人の好みが反映されます。

(まとめ方はトライアンギュレーション等により一般化することになりますが…)

なので、ここで体系化されたものは、自分オリジナルの理論(自分理論)となります。

 

このレベルになると、腹落ち感から一段上に上がり、「絶対に自分もできる」と確信する。

そんなレベルに来ます。

また、自分でつくり上げたため、我が子のような愛おしさも感じるものです。

そうなると、「絶対にこの理論を使いたい」と強烈な欲求が湧いてきます。

ここまでになれば、あとは実践のみです。

 

実践面については、明日以降お話ししていきます。

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