MBA時代の目標は何ですか?~その1~
「MBAで何を学んだのかな?と思います」
「ケーススタディも死ぬほどやりました。課題をこなすのに徹夜もしました」
「でも、それで何が身に付いたのかよくわからないんです」
「MBAに行って本当に良かったのか今はよくわかりません」
半年ほど前にMBAを修了されたあるMBAホルダーのお話です。
今は就職をされて働いていますが、MBAに行く前とほぼ同じ仕事をしているとのこと。
MBAに行く前は、営業色の強い企画系の仕事をしていたそうです。
MBAで学んで経営企画やコンサル系の仕事へキャリアチェンジをしたかった。
でも、現在は別の会社ですが、仕事内容は前と同じ。
スキルもさほど上がったとは考えられない。
「MBAに言った意味があんまりないんです」と嘆いていました。
このような話は良く聞きます。
「MBAに行って寝る間を惜しんで勉強すれば何とかなる」
「MBAに行きさえすれば理想のキャリアが築ける」
MBAに行くことで「人生が変わる」と考えている人が多くいます。
ただ、MBAは魔法の杖ではありません。
単にMBAで勉強したからといって思い通りのキャリアがつくれるわけではないのです。
「MBA時代をどう過ごすのか?」
MBAを活かすには、それなりの戦略や目標、計画が必要になります。
努力しても、それが成果に結びつく努力でなければ無駄に終わるからです。
その方に聞いてみました。
「MBA時代の目標って何だったんですか?」
「MBA修了時点にどうなっていたいと思っていたんですか?」
「う~ん、あんまり考えていなかったですね」
「課題をこなすことで必死でしたから」
「経営企画やコンサルのような花形の職種で働いてみたいとは思っていたのですが…」
なかなか要領を得ない回答でした。
「曖昧な目標からは、曖昧な結果しか生まれない」
ここから得られる示唆です。
もし、この方が「絶対にMBAで学んでコンサルの仕事に就く!」と覚悟して
MBAに行っていたらどうなったでしょうか?
MBAで違った学び方をしていたと思います。
明確な目標を持つことの大切さを、今回の事例で改めて教えてくれました。
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