MBA体験記48~MBAの限界5~

2015.10.23 (金)

MBAの限界の三つ目は、「ミドルマネジメント教育の不足」である。

これは、MBAの限界というのとは少しニュアンスが違う。

修了後に私が「MBAで、もう少しこういう視点で教えるのはどうだろうか?」

そう考えていたことを書いていく。

これは、効果を検証していないので、賛否両論あると思うが、参考として書くことにする。

 

MBAは、将来の経営者を養成することを目的に経営全般を一通り学ぶ。

このことに主眼が置かれている。

しかし、MBA修了後、一部の起業家を除き、ほとんどの方は、すぐには経営者にはならない。

だいたいは、大企業の課長クラス、投資銀行やコンサルティング会社のマネージャーになる。

 

MBAでは、経営者の視点で考えることを求められる。

でも、修了後すぐにその知識や経験を使うことができる人はほとんどいない。

私は、ここに大きなギャップを感じていた。

そこで、「授業の中に、ミドルマネジメント向けの講座をもう少し加えるのはどうだろうか?」

そんなことを考えていた。

そうすれば、修了後すぐに、その経験を活かした仕事ができるはずである。

 

私の場合、修論での研究対象が「新商品開発のプロジェクトリーダー」であった。

そして、インタビューした多くの方が30代後半のミドル層であった。

そのため、修了後、その経験をすぐに仕事で使うことができた。

それにより、比較的早く成果を出すことができた。

仮に、経営層を対象にしていたら、せっかく研究したことが実践で使えていなかったと思う。

そういう経験から、上記の提案をさせていただいた。

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