MBA体験記41~MBAのネットワーク1~
MBAで培ったネットワークが、今もどのような形で続いているか?
この点を書いていく。
通常、MBAのメリットとして、「ネットワークの構築」があると言われている。
MBAで築いたネットワークが修了後も続き、仕事をする上でそれが大いに役立つ。
そんな説明である。
ただ、私はそれに対しては少し懐疑的であった。
確かに2年間、同じ釜の飯を食い、苦楽を共にすることになるので結束力は高まる。
でも、皆が同じような志をもっているわけではない。
それに、本当に心の底から信頼関係が築ける人というのは、あまりいないと思われたからである。
しかし、実際は思わぬ形でネットワークが広がり、今の私の人生に大きな影響を与えている。
主なネットワークについて書いていく。
①修論を通したつながり(CLIP)
MBAネットワークの中で最も大きな影響を与えているものといえばコレ。
修論のときにインタビューしたクリエイター10数名で組織している「CLIP(クリップ)」である。
正式名称は、「Creative Leader’s Interactive Project」である。
このメンバーには、飲料や化粧品、ゲームなど各業種のクリエイターが集まっている。
中には本を出版したり、テレビや新聞に登場している著名な方もいる。
そもそものきっかけは、修論を協力していただいた方に送付したことから始まる。
修論には、クリエイターの発言をそのまま掲載していた。
そのため、論文を読んだ方々から、「この人の発言には非常に共感する」
「是非、会わせて欲しい」との要望が多数あり、飲み会を企画したことが始まりであった。
そして、最初の会のとき、皆さん初対面で、しかも翌日には仕事があった。
それにも関わらず、翌朝3時ごろまで全く議論が尽きず、解散しなかった。
これには正直、ビックリした。
意識が高く、かつ共通の問題意識を持つ人たちが集まるとスゴイ。
初対面でもここまで共感し、盛り上がれるものなのなんだと。
それ以来、1~2ヶ月に一度、会合を持つことになった。
当初は、自己紹介がてら、メンバーが持ち回りで会社や自分の仕事の内容をプレゼンする。
その後に飲みながら更に深く議論を進めていくというスタイルで会を運営していた。
その内に、「クリエイティビティの会にふさわしい会の名称と名刺を作ろう」ということになった。
会の名称は、はじめは「渡邊さんを囲む会」という平凡なものであった。
それが、「Creative Leader’s Projectくらいの格好いい名称が良いのでは?」との案が出る。
そうかと思えば、「それだと略して「CLP」で語呂が悪い。
LとPの間にIを入れてCLIPはどうか?」との案が出てきて、「CLIP」に決まった。
次に名刺は、いろいろと議論した結果、斬新なアイデアが出てきた。
「名刺自体が物をはさめるクリップの役割をしたらどうだろう?」
実際に、その案が採用された。
だから、CLIPの名刺は穴が開いていて物をはさめるようになっている。
このような面白いアイデアが出てくるCLIPからは、非常に大きな刺激を受けている。
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