MBA体験記40~MBAがどう役に立ったか?5~

2015.10.15 (木)

昨日までみてきたように、新商品開発の仕事に求められるスキルは多岐に渡る。

しかし、そのスキルに必要なことは概ね、MBA時代に学んでいる。
まず、第1フェーズの「構想力」や「時代の流れを読む力」である。

これは、東出先生の授業や新規事業のアイデアを考える訓練をすることで身に付けた。

また、「問題を発見する力」も先のアントレの授業や、修論作成の経験が役立っている。

修論では「新しい発見」がないと論文としての価値がないため、必死に新しさを追い求めた。

歴史的な発見や発明ではなくていい。

少しでもいいから「新しさ」を求める努力をした経験が今でも習慣となって役立っている。

 

次に、第2フェーズに求められた「調査・分析能力」、「アイデア創出&組み立て能力」を見ていく。

この点は、まず東出ゼミで学んだ「方法論」が非常に役立っている。

「ある課題の解を見つけるには、どのような調査をすれば良いのか?」

この点は東出ゼミで仕込まれた経験が今でも活きている。

また、「アイデア創出方法」は、修論のテーマそのものだった。

これも当然ながら修論作成時に身に付けたスキルが活きている。

また、「社内外との交渉」についても、ネゴシエーションの授業や、GWで意見をまとめる訓練。

それに、プレゼンテーションの練習をしたことが非常に役立っている。

 

最後に、第3フェーズを見ていく。

まず「進捗管理」では、「タイムマネジメント」と「意見の調整」という二つのスキルが必要になる。

前者は、MBAは非常にタイトなスケジュールの中、授業や課題をこなしていくので自然と身に付く。

また、後者もGWで様々な意見を時間内に一つにまとめる訓練をしたことが役立っている。

また、「問題解決力」については、ゼミで学んだ方法論の知識が役立っている。

このように、一連の仕事で役に立っているスキルは、ほぼすべてMBAで学んだものである。

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