MBA体験記37~MBAがどう役に立ったか?2~

2015.10.12 (月)

私は、MBA修了後、新商品開発を担当する部署のリーダーになった。

MBAの経験が仕事にどのように役に立ったかを説明する前に仕事内容を少し詳しく説明する。
新商品開発に関わる業務には、いくつかのプロセスがある。

一般的な開発プロセスとフェーズごとの主な業務内容は概ね以下のようになる。

 

第1フェーズ:ビジョン作成(夢)

第2フェーズ:コンセプト作成(夢からイメージへ)

第3フェーズ:最終商品の作成(イメージからモノへ)
それぞれのフェーズについて、これから説明していく。

 

①第1フェーズ:ビジョン作成

世の中に出ていない新たな商品を出すには、まずビジョンを作成することが出発点となる。

ビジョンには、いろいろな堅苦しい定義があるかもしれないが、私は単純に「夢」だと考えている。

「世の中がこんな風になればいいな」

「こんな商品があれば、もっと便利になるのに」

そんな類のものであり、ある意味、「妄想」とも言えるかもしれない。

 

もちろん、単なる妄想ではダメ。

結果として、「売上が10倍になる」とか、「世の中の秩序が一変する」

そんな効果が見込めるものでないといけない。

 

このビジョンを作成するには、まず「構想力」が求められる。

これは、「大きな絵を描く力」とも言えるかもしれない。

現状の延長線上で考え、小さな絵を提示しても人は関心を示さない。

でも、これによって世の中が大きく変わると感じれば、興奮し、燃え上がる。

そういう絵を描く必要がある。

 

また、「時代の流れを予測すること」も大事である。

今から20年前に、今のようなスマホの普及を予測した人はどれくらいいたのだろうか。

ただ、世の中の変化を見越して先手を打つことが出来れば他者に先んじることができる。

私が所属していた会社も、将来のコスト競争を見据え、早々に事業構造の転換に着手していた。

 

最後に、「問題を発見する力」も必要になる。

新しいことというのは、得てして「何が問題かもわからない」状態から生まれる。

そのため、まだ顕在化されていない潜在的な問題点は何か?

つまり「今、何が問題なのか?」を推測し、「これが問題」と問題を提起する力が重要になる。

日本人は、「問題を解決する力」は優れているが、「問題を提起する力」は弱いと言われる。

その真偽は別として、新しいものを生み出すには、問題を提起しなければならないのである。

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