MBA体験記35~MBA時代の振り返り3~
昨日に続き、私がMBAで学んだことを整理していく。
⑤その他のスキルの習得
最後は、それ以外に数々の細かいスキルを習得することができたことである。
まず、「プレゼンテーションスキルの向上」がある。
これは先生や生徒でプレゼンの上手な人をロールモデルとした。
その方々を参考にして自分も練習を重ねることで身に付けることができた。
次に、「交渉力の向上」も挙げられる。
これは授業も役に立ったが、何よりもグループワークで意見を戦わせる訓練の中で身に付いた。
意見をまとめる力と同じだが、交渉力の方がより戦略的であり、高度なスキルが求められる。
最後に、「タイムマネジメント力の向上」もある。
MBAでは限られた時間に膨大な課題をこなしていくことになる。
そのため、あらかじめスケジュールを立てること。
そして、一つ一つの課題をテキパキと処理していかなくてはならない。
その訓練を続けていくと、こうなる。
当初は無理と思えるものでも、自然と時間内に一定の水準を満たした成果を出すことができる。
こういったこともMBAで学ぶことができた。
一般的な認識では、MBAは、ケースや講義形式の授業がメインで修論のプライオリティは低い。
中には、「修論作成なんてムダ」と考えているMBA生もいる。
しかし、私の場合、MBAで得た知識やスキルの内、6割くらいは修論を作成する過程で獲得した。
そして、残りの2割がグループでのワーク。
例えば、新規事業プランや新商品開発プランの作成・発表とグループ内での討論・意見調整など。
残りの2割がケースと講義から得たものである。
MBAを志望していた頃は、全く違った。
ケースが7割、論文が2割、講義が1割くらいのイメージで考えていた。
でも、実際は全く異なる結果になった。
意外に思われるかもしれないが、これが事実である。
これから、MBAに行くことを考えている方に一言お伝えしておきたい。
是非、「MBA=ケース(実務的)」、「修論作成=お堅い文章書き(学術的)」
そんな固定観念にとらわれることなく、様々な情報を収集して進路を考えていただきたいと思う。
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