MBA体験記30~東出ゼミ5~
インタビュー調査により集まったデータのコーディング結果が妥当であるか否かの検証もした。
それは、私と別の評価者を立てるトライアンギュレーションにより行った。
具体的には東出先生および他の学生とトランスクリプトを共有した上で議論を重ねる。
その上でコーディング結果に違和感がないかを確認した。
コーディングの結果は、インタビュー対象者にも見せ、内容を確認していただいた。
その結果、内容に違和感を覚えると答えた方はいなかった。
このような調査方法に基づき、最終的に「チームのクリエイティビティを高める方法論」を構築。
これが12月初旬のことであった。
そして、最後の1ヶ月で執筆を行い、最終的に140枚を超える修士論文を完成させた。
研究成果の一部は、早稲田ビジネススクール・レビュー第6号にも掲載されている。
ご興味のある方は、そちらをご覧いただければと思う。
このような過程を経て、修士論文を作成した。
他のゼミでは、恐らくここまでのプロセスは求められない。
ただ、東出ゼミでは「修士と博士の間くらいの水準」の内容が求められる。
そのため、これくらい手の込んだ作業が要求された。
MBAの1年次は授業における課題の多さで眠れぬ日々を過ごした。
2年次ではゼミでの修論作成でたびたび徹夜を余儀なくされた。
これまでの人生で、ここまで勉強したことはなかった。
しかし、東出ゼミを選択したお陰で、「もうこれ以上のものは書けない」
そんなレベルの論文を書くことができた。
すべての力を出し切って、二年間のMBA生活を締めくくることができた気がした。
これも、東出先生やインタビューにご協力いただいた方々のお陰である。
ここで改めて御礼申し上げる。
なお、この修論作成を通して学んだことが、どのように役立っているか?
そのことについては明日以降で述べていく。
(注)内容は、2005年当時のもの。
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