MBA体験記29~東出ゼミ4~

2015.10.04 (日)

MBA2年次の7月から、調査対象者へのインタビューを開始した。

調査対象が「チーム」であるため、インタビュー対象者は、以下にした。

「新商品開発のプロジェクトリーダー経験者(チームリーダー)」

 

そして、インタビューガイドを作成し、対象者へのインタビューを開始した。

インタビューの目的は二つあった。

一つは、先行研究で明らかにされていることの検証である。

もう一つは、先行研究にはない「新たな発見」を見出すことである。

そのため、インタビューでは、過去の成功例や失敗例を対比させながら、かなり突っ込んだ内容まで聞きこんでいく「Depth Interview」を行った。

 

最終的に10名の対象者にインタビューしたが、一人あたりのインタビュー時間は2時間。

一人につき平均2回のインタビューを実施した。

そのため、インタビュー回数は合計で20回を超え、大量のデータを集めることができた。

インタビューは11月まで続けたが、最後の頃はほとんど新しい発言が出なくなった。

いわゆる「理論的飽和(Theoretical Saturation)」に達したのである。

 

10月からはインタビューと並行して、収集したデータの分析作業に入った。

インタビュー内容の分析は、音声データのテキスト化を行うことから始めた。

今回の調査では、インタビュー時間は合計で40時間を超えた。

そのため、トランスクリプトはA4用紙で200枚を超えた。

そこで、この膨大なデータ量を取り扱い可能なレベルに減少させるためのコーディングをした。

ごく簡単に言えば、似た概念のグループ化である。

それには、グラウンデッド・セオリー・アプローチの手法を参考に行った。

 

(注)内容は、2005年当時のもの。

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