MBA体験記28~東出ゼミ3~ 

2015.10.03 (土)

MBAも2年になると、いよいよ修士論文の作成が始まる。

以下に修論作成の大まかなスケジュールを掲載する。
4~6月:テーマ決定(文献調査)

7~9月:データ収集(インタビュー調査&リサーチクエスチョン設定)

10~12月:データ分析&理論構築(調査データ分析&論文執筆)

1月:論文提出

 

まずは、論文のテーマを決める。

私は、もともと「新しいアイデアを生み出すための方法論」を学びたいと考えていた。

そのため、4月から「クリエイティビティ理論」に関連する論文の読み込みを始めた。

修論のテーマは、興味があるものであれば何でも良いわけではない。

そもそも論文を作成する意味は、「新たな知見の提供」にある。

これまでに明らかにされていることを研究しても学術的な価値(進歩性)はほとんどない。

これまでに発見されていない「新しい何か(something new)」が必要なのである。

それを見つけるには、これまでに何が明らかにされているのかを調べる必要がある。

それが先行研究であり、一般的には「文献調査(Literature Review)」と呼ばれる。

 

私は、この文献調査を進める中で二つの事実を知った。

一つは、「チームのクリエイティビティを扱った研究が少ないこと」。

もう一つは、「プロセスに焦点を当てたクリエイティビティ研究が少ないこと」である。

そして、この二つを組み合わせた研究は過去にほとんどなかった。

そのことから、「チームで創造的なアイデアを生み出すためのプロセス」を研究テーマとした。

 

なお、リサーチ・クエスチョン(RQ)は、以下の通り。

「チームで創造的なアイデアを生み出すためにリーダーは何をすべきか?」

これを6月に設定した。

なお、文献調査は提出直前まで続けていくことになる。

ちなみに私は、合計で200以上の英語の論文を読んだ。

 

(注)内容は、2005年当時のもの。

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