MBA体験記23~新商品・事業開発方法論(長沢先生)~

2015.09.28 (月)

WBSのマーケティング系でお勧めの授業は、長沢先生の「新商品・事業開発方法論」です。

長沢先生は、理系出身(工学博士)です。

統計解析を用いたマーケティング・リサーチを担当されたりしています。

それ以外にもデザインやブランド・マネジメントも専門としています。

 

この授業では、新商品開発の手順(七つのプロセス)を講義形式で学びます。

具体的な項目としては、「インタビュー調査」、「アンケート調査」、「ポジショニング分析」

「アイデア発想法」、「アイデア選択法」、「コンジョイント分析」、「品質表」の七つです。

これは、複雑な商品開発プロセスをシステム化(標準化)したものです。

誰でも一定レベルの商品開発ができるように長沢先生が開発した独自の方法論です。

実際に、この手法に沿って開発した商品でヒット商品が出ていて、効果は実証されています。

 

授業の形式は、講義とグループワークの併用です。

この授業では、最終的に先のテーマに沿って、グループで新商品を企画することになります。

そのため、グループワークの比重が高いです。

 

まず先のテーマについて事前に参考図書を読む。

そして授業で先生が各テーマのポイントを解説する。

その後、5名程度のグループで実際にテーマに沿って作業を進めていきます。

例えば、「インタビュー調査」だとこんな感じです。

授業中に学んだ手法を用いてグループでインタビュー項目を作成します。

そして、授業後に実際にインタビューをします。

その後、その結果を持ち寄って、グループで分析します。

このように授業で学んだことを授業外の時間に実践していくのです。

これを毎週、繰り返していくため、作業に相当な時間が取られます。

 

ただ、このプロセスを経ることで、確かに一定レベル以上の新商品を出すことは可能です。

私のグループは、新たなコンセプトの「肩ツボ押し器」を開発しました。

ド素人集団で企画した割には、「これ欲しいな」と思える商品を企画することができました。

また、私はMBA取得後、新商品の開発に携わることがありました。

確かに、ここで学んだことを実践して成果を上げることができました。

 

(注)授業の内容は、2005年当時のものです。

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