MBA体験記18~経営戦略(山田先生)2~
この授業では、まずケースの課題を自分でレポートにまとめます。
そして、グループワークで更に、グループとしてのレポートを出すことが求められました。
その上で授業に出席することになります。
十分に予習をしてから、更にクラスでのディスカッションをしていくのです。
まず山田先生が様々な視点から、その日の課題に関する「問い」を投げかけます。
それを授業中に出席者全員参加で議論をします。
評価には、クラスでの貢献度も含まれるため、みんなが競うように発言します。
ボーっとしていたら、他の人に言いたいことを先に言われてしまいます。
発言内容だけでなく、瞬発力も求められました。
ただ、思い付きだけで発言すると、今度は違う方向からしっぺ返しを食らいます。
あまりに的外れな発言をすると、山田先生から容赦なく指摘されるのです。
この授業で一番勉強になったことは、実はケースの中身ではありません。
それよりも、グループワークでのアイデアの出し方です。
そして、意見調整や意見を収束させる方法でした。
グループに5人いれば5人とも異なる意見を持っています。
それを、どのように時間内にまとめていくか、この方法を学びました。
というよりも、練習し、訓練した感じです。
当初は、自分の考えに固執する傾向があり、難渋しました。
でも、グループワークを何度もする内に気づいたことがありました。
それは、自分が徹夜をしても考えつかなかった案が毎回、他の人から必ず出てくることです。
その経験をする内に、考え方がガラリと変わりました。
「他人の意見を上手く組み合わせることで、自分が考える以上の素晴らしい案を出す」
その方が自分の意見にこだわるより賢明だと。
それ以降、他人からアイデアを引き出す努力をするようになりました。
この考え方になってから、比較的スムーズにワークを進めることができたように思います。
この点は、開発チームのリーダーとして仕事を進めていたときも非常に役立ちました。
(注)授業の内容は、2005年当時のものです。
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