MBA体験記17~経営戦略(山田先生)1~

2015.09.22 (火)

早稲田MBAの戦略およびケースでお勧めの授業は、山田先生の「経営と戦略」です。

山田先生は、慶応MBA修了後、コンサルタントとして実績を積まれた経験もあります。

本も多数執筆されていて、引き出しがとても多いです。

特に、「逆転の競争戦略」では、MBAに行く前に勤めていた松井証券の事例も紹介。

とても参考になりました。

 

授業内容は実践そのもので、先生の指摘は鋭く、何度も唸らせられることがありました。

最も厳しい授業の一つに数えられ、ついていくのはかなり大変でした。

でも、その分、得られる成果も大きかったです。

 

この授業では、戦略全般をケースで学びます。

例えば、「スターバックスvs.ドトール」、「キャノンvs.ミノルタ」など。

個別企業の戦略をケースで学んでいきます。

私が受けた当時は、題材は、少し古いものが多かった気がします。

ただ、オーソドックスなものばかりであり、あまり古臭さは感じませんでした。
授業の進め方は、まず火曜日の授業終了後にケース(課題)が配られます。

そのケースを各自で読み込み、課題に対する回答をA4で二枚のレポートにまとめる。

それを木曜の午前中までに提出しなければなりません。

 

ケースは、限られた情報で判断していくので、なかなか結論が見出せない。

毎回、レポート提出日の前日は徹夜になります。

その後、5名程度のグループでディスカッションをし、結論をまとめ、レポートを作成します。

この意見調整も骨が折れました。

時には互いの主張がぶつかりあって喧嘩になることもあります。

紆余曲折を経て、グループとしての見解をまとめ、それを火曜の授業で発表します。

このサイクルをひたすら繰り返していきます。
(続く)

 

(注)授業の内容は、2005年当時のものです。

 

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