MBA体験記12~早稲田MBA行きを決定~
「慶応よりも早稲田の方が合っている」
そう聞いた後も、「そうは言うけど、やっぱり慶応にしよう」と考えていました。
一度身に付いた考えは、固定観念としてしばらく継続するものです。
「早稲田のMBAって、あんまり聞いたことがないしなー」
「アジア太平洋研究科っていう名前も何かピンと来ないしー」
「でも、そこまで言うなら、もう少し詳しく話を聞いておいた方がいいな」
「それから判断しても遅くないから」
そう思って、再度、MBAホルダーの方に話を聞きに行きました。
すると、早稲田は驚くほど私が決めた学校選びの基準に当てはまることがわかったのです。
まず、早稲田は、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」の分野に注力していました。
自らベンチャー企業に出資する母体を持っているほどです。
そこでは、起業や新たな試みを積極的に奨励していました。
このことから、基準の一つである「新しいアイデアの創出」に合致したのです。
また、生徒も既に起業していたり、これから起業を考えている人がいたりと様々。
どちらかというと、少しアウトロー的な人が多いとのことでした。
この生徒の多様性も魅力的でした。
MBAでは2年間、ともに切磋琢磨し、修了後も付き合いを続けていくことになります。
その意味で、「生徒の質」は学校を選ぶ上でとても大切と考えていたからです。
あと、早稲田には東出浩教教授のゼミがあり、そこでアカデミックな研究をしているとのこと。
その点では、二つ目の基準(アカデミックな研究ができること)にも合致しました。
特に圧巻だったのは東出先生の経歴。
ロンドン大学インペリアルカレッジでアントレプレナーシップの博士号(Ph.D.)を取得。
その最初の日本人が東出先生であったことです。
東出先生は、「新しい事業を生み出すこと」を「アカデミックに研究」している。
つまり、東出先生だけで私の二つの基準をすべてカバーしていたのです。
これには本当に驚きました。
ここまで基準に合致する学校&先生はないと判断し、早稲田に行くことをほぼ決めました。
ただ、やはり2年間という時間と数百万円という授業料を投じる「投資案件」でもあります。
また聞きではなく、自分の目で確かめておく必要があると考えました。
そこで、東出先生に連絡して、授業を見学させてもらうことにしました。
初対面のときの先生の第一声が驚きました。
「おたくのKさんのことをよく知っているよ。ロンドン時代の知り合いなんです」とのこと。
「あと、Mさんとも共通の知人がいて知っているよ」とのこと。
なんと東出先生は私が尊敬している先輩二人と昔からの知り合いだったのです。
「これも縁だな」と思い、瞬間的に早稲田に行くことを決めました。
ここから会社勤めに別れを告げ、いよいよMBA生活が始まります。
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