MBA体験記11~MBAの学校選び~
MBAに行くことを決めてから、すぐに学校選びを始めました。
ただ、MBAに関する情報が少ないことには正直、困りました。
ネットで調べると、授業の名称などの一般的な情報はあります。
経営戦略、マーケティング、リーダーシップ、会計、ファイナンスなどなど。
でも、それがどういう内容のものか説明がほとんどありません。
先生がどういう人たちかの情報もあまり書かれていません。
卒業生たちがどのような活躍をしているのかもわかりません。
ないないづくしです。
そもそも、クチコミの情報がほとんどないのです。
「どの学校を選んだらいいんだろう?」
しばらく判断がつきませんでした。
ただ、私は大学が慶応だったこと。
また、慶応のビジネススクールは歴史があって、評判も高いこと。
更には、KBSにはハーバードのようなケースをメインにした授業が多くあること。
そんなことから、単純に「慶応にしよう」と考えました。
「これなら外れはなく、リスクも低いだろう」との想いもありました。
でも、MBAに行くということは、2年間の投資案件でもあります。
念のため経験者に状況を聞いてみようと思い、MBAホルダーにヒアリングをしてみました。
すると、どうも私がMBAで期待しているものは慶応にはないことがわかりました。
意外にも、早稲田にあることがわかったのです。
私が学校を選ぶ際に基準とした項目は二つありました。
一つは、新しいアイデアを生む方法を学べるところ。
「MBA取得後は、自分で新商品の企画ができるようになる!」
これは、私がMBAを志望した大きな理由の一つであり、絶対に外せない基準でした。
二つ目は、アカデミックな研究ができるところ。
私は、子供の頃から学校の先生になりたいとの夢を持っていました。
それは、社会人になってからも変わりませんでした。
「いつかは大学で教えてみたい」と秘かに考えていたのです。
「そのためには大学院でアカデミックな研究をしなければならない」
そう思っていたので、MBAでそれを実現しようと考えていました。
これらのことを先の経験者に話しました。
その上で「慶応に行くことを考えている」と伝えました。
すると、「それなら早稲田の方がいいですよ」との返答。
そして、「早稲田なら渡邊さんの基準にピタッと当てはまりますよ」と話してくれました。
彼が言うには、慶応は、どちらかと言うと大企業の経営企画やコンサルタント向き。
商品開発やベンチャー向きではないとのこと。
また、授業はケースが中心のため、アカデミックさには欠けるとのことでした。
(これは2004年当時のあるMBAホルダーの見方です…)
MBAに行くことを決めてからは、ずっと慶応でケースを学ぶことをイメージしていました。
この話を聞いたときは正直ショックでした。
方向転換を余儀なくされたからです。
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