MBA体験記11~MBAの学校選び~

2015.09.16 (水)

MBAに行くことを決めてから、すぐに学校選びを始めました。

ただ、MBAに関する情報が少ないことには正直、困りました。

ネットで調べると、授業の名称などの一般的な情報はあります。

経営戦略、マーケティング、リーダーシップ、会計、ファイナンスなどなど。

 

でも、それがどういう内容のものか説明がほとんどありません。

先生がどういう人たちかの情報もあまり書かれていません。

卒業生たちがどのような活躍をしているのかもわかりません。

 

ないないづくしです。

そもそも、クチコミの情報がほとんどないのです。

「どの学校を選んだらいいんだろう?」

しばらく判断がつきませんでした。

 

ただ、私は大学が慶応だったこと。

また、慶応のビジネススクールは歴史があって、評判も高いこと。

更には、KBSにはハーバードのようなケースをメインにした授業が多くあること。

そんなことから、単純に「慶応にしよう」と考えました。

「これなら外れはなく、リスクも低いだろう」との想いもありました。

 

でも、MBAに行くということは、2年間の投資案件でもあります。

念のため経験者に状況を聞いてみようと思い、MBAホルダーにヒアリングをしてみました。

すると、どうも私がMBAで期待しているものは慶応にはないことがわかりました。

意外にも、早稲田にあることがわかったのです。

 

私が学校を選ぶ際に基準とした項目は二つありました。

 

一つは、新しいアイデアを生む方法を学べるところ。

「MBA取得後は、自分で新商品の企画ができるようになる!」

これは、私がMBAを志望した大きな理由の一つであり、絶対に外せない基準でした。

 

二つ目は、アカデミックな研究ができるところ。

私は、子供の頃から学校の先生になりたいとの夢を持っていました。

それは、社会人になってからも変わりませんでした。

「いつかは大学で教えてみたい」と秘かに考えていたのです。

「そのためには大学院でアカデミックな研究をしなければならない」

そう思っていたので、MBAでそれを実現しようと考えていました。
これらのことを先の経験者に話しました。

その上で「慶応に行くことを考えている」と伝えました。

すると、「それなら早稲田の方がいいですよ」との返答。

そして、「早稲田なら渡邊さんの基準にピタッと当てはまりますよ」と話してくれました。

 

彼が言うには、慶応は、どちらかと言うと大企業の経営企画やコンサルタント向き。

商品開発やベンチャー向きではないとのこと。

また、授業はケースが中心のため、アカデミックさには欠けるとのことでした。

(これは2004年当時のあるMBAホルダーの見方です…)

 

MBAに行くことを決めてからは、ずっと慶応でケースを学ぶことをイメージしていました。

この話を聞いたときは正直ショックでした。

方向転換を余儀なくされたからです。

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