【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

質問者
先程、かなり長い期間、承認欲求が高い時期があったとの話がありました。
具体的には、いつくらいまで続いたんでしょうか？
もちろん、今もまだまだ多少は持っているとは思いますが。（笑）

渡邊
やはり役員になる前までは高かったですね。間違いなく。
部長になったときは、それはそれで嬉しかったですよ。
一応、ここまで、このポジションまでは自分のことを認めてくれたんだと。

でも、上のポジションがすぐそこに見える位置にいたんですよね。
だから、そんなに認められた感はなかったんですよね。本音としては。
これが遠かったり、非現実的だったりすると、欲求はそこまで高くなかったかもしれません。
でも、目の前にあるとね。ついつい欲しくなりますよね。（笑）

質問者
報酬よりは役職、つまりポストの方への欲求の方が強かったんですか？

渡邊
そうですね。そのときは、そうでした。
報酬って、自分の分はわかりますけど、他人がいくらもらっているかはわかりませんよね。
だから、あんまり気にならないのかもしれません。

でも、役職は明確にわかりますので、上と下とでは評価が違うっことが明白ですよね。
だから、それを埋めたいって欲求の方が強かったですね。当時は。
あー、ほんと自分って欲深い人間だったなーって思いますね。（笑）

質問者
上昇志向が強いって言えるかもしれませんよ。（笑）
でも、今はだいぶその欲がなくなってきた感じですか？

渡邊
そうですね。ようやく煩悩の一つがなくなってきた感じですね。（笑）
さすがに自分のポジションを上げたいとか、給料を上げたいという欲はなくなってきました。
上昇志向がなくなってきたのかもしれませんね。（笑）

それよりも、もっと人のためにいいことをしたいっていう思いが出てきました。
自分の持っているノウハウを伝えていきたい。自分の経験を伝えていきたい。
そちらの欲の方が強くなってきました。

質問者
だから、こうやってインタビューも受けてくれているんですよね。ありがとうございます。
お時間をだいぶオーバーしていますが、大丈夫でしょうか？

渡邊
大丈夫ですよ。会社には直帰すると言っていますので、その後の予定はないです。

質問者
では、少し休憩をはさんで、もう少しインタビューを続けさせていただきますね。

（*）インタビューは2009年12月に行われました。