MBAホルダーの本音69~MBA前後のキャリア目標20~
質問者
ニューヨークに行ってすぐに1年で戻ることになるとわかったんですよね。
それから、どうしようと思ったんですか?
次のキャリアをどうするかという意味ですが。
ある意味、考える時間は1年間あったわけですよね。
渡邊
はい。実は、ここは少し迷ったことがあるんです。
ニューヨークでのメインの仕事は、日本株か米国株の営業なんですね。
それは、日本にいたときと同じだったんです。
ただ、ちょうど新しいビジネスを立ち上げるタイミングだったんですね。
それで、私はそのサポートをすることになったんです。
そのとき、「もし、このビジネスをそのまま続けるならニューヨークにいれるよ」。
そのビジネスの責任者から、そう言われたんです
「軌道に乗るまで、しばらくかかるから、その間はいれるように手配する」
「人が足りないから、出来れば残って手伝って欲しい」
そう言ってくれたんです。
先ほども言ったように、英語ができないままだったので、これはいいと思いました。
「もうしばらくいれたら、話せるようになるかも?」と思いましたので。
ただ、そのビジネス自体には、さほど興味はなかったんですね。
なので、あくまで英語力を身につけるという、それが唯一のプラスの材料でした。
質問者
なるほど。ニューヨークに残れるチャンスはあったんですね。
でも、それを蹴って、日本に戻ってきたんですよね。
それはなんででしょうか?
渡邊
はい。別の先輩とゴルフに行ったときに、軽く相談してみたんですね。
「このままニューヨークで働けるかもしれないんですが、どう思いますか?」って。
その先輩は、別の部署だったので、直接の仕事の接点はなかったんです。
でも、夏の間、金曜の夜は早帰りをして一緒にゴルフをしていたんですね。
そのときに、悩みを聞いてもらったり、いろいろなアドバイスを受けていたんです。
外国人との接し方や英語の上達法とかも教えてもらったりしました。
なので、「あ、この先輩に聞いてみよう」と。
そうしたら一言。「いい選択じゃないね」と言われたんです。
ちょっとビックリしました。
(*)インタビューは2009年12月に行われました。
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