MBAホルダーの本音67~MBA前後のキャリア目標18~
質問者
キャリアプランを描いた後に会社に自己申告書を提出した。
その半年後に希望が通ったというのは、あまり聞いたことがないですよね。
想いが伝わったんですかね?
渡邊
そうだと思いますね。
もしかしたら、書いた内容自体は取るに足らない内容だったかもしれません。
所詮、入社3年目で、証券会社の全体像もよく把握はしきれていませんでしたから。
イメージ先行で、世の中の流れと自分がやってきたことを無理やりくっつけたものですからね。
でも、かなり細かい字で、枠をオーバーしてまで希望を延々と書きましたのでね。
矢印を書いて、「続きはこちら」みたいに強引に他の欄に記入したりしましたから。(笑)
その熱は伝わったのかなと思います。
質問者
質より量が大事なときってありますよね。(笑)
渡邊
はい。それでも当時は質を重視していたつもりだったんですよ。(笑)
想いをうまく、コンパクトにまとめきれなかっただけかもしれないんですけどね。
ただ、先程も言いましたが、周りはみんな現職の継続を希望って書いていたんですね。
本音は、早く営業から抜けたいなーとほとんどの人が思っていたのにです。
どうせ書いても無駄だろうとか、異動希望って書くと逆に評価が下がると変に勘ぐった。
でも、現職希望と書くと人事は、「あ、このままでいいんだ」って思いますよね。
本音なんて知らないわけですから。
だから、自分の本当の気持ちを書かないと伝わらない。
質問者
日本人は、自己主張をするのが苦手ですからね。
「言わなくてもわかってくれるよね?」みたいな変な甘えもあったりします。
でも、主張すべきところは主張しないと自分が損をすることになりますよね。
渡邊
はい。でも、私もそれまでは、ずっと現職を希望って書いていたんですね。(笑)
ただ、あのときはキャリアプランを立て、「20代で専門スキルを身に付ける」と決めていました。
それがあったから、熱く書けたのだと思います。
そういう決意がなければ、あそこまでは書けなかったと思いますね。
はたから見たら、「なに夢みたいなこと言ってんだよ」っていう内容でしたから。
(*)インタビューは2009年12月に行われました。
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