【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

質問者

長期的な将来プランと短期的な目標を同時に持っていたんですね。

将来のビジョンを持ちながら、一方で目の前の仕事のキャリアプランも持っていたと。

二重に目標を持っていた感じなんですかね？

渡邊

そうですね。

将来のビジョンというかプランの方は、かなり先の話ですよね。

一番短いもので１年後くらい、長いもので30年後くらいの未来の目標です。

それに向けて、何ヶ月後にはこれを達成しておこう。

それには日々、こういうことをやっていこうというのが目の前の目標です。

将来の方がイメージ先行で右脳的な目標と言えるかもしれません。

それに対して、目の前の方は具体的で左脳的な目標に近いと思います。

質問者

その二つが必要なんですね。

一方だけだとどうなんでしょうか？意味ないですかね？

渡邊

私は絶対に二つ必要だと思います。

将来のことを考えるのは楽しいんですよね。あくまでイメージの世界なので。

こうなったらおもしろいよなーというのを自由に描いていきますので。

あれもやってみたいし、これもやってみたい。

イメージをドンドン膨らませて魅力的なものにしていく。

ブレストみたいな感覚ですね。批判禁止でアイデアを出しまくる。

実現可能性もとりあえず考えない。これは楽しいんですね。

でも、イメージを描いた後は、具体的な方法論を考えていくことになります。

これがないと、単なる空想に終わって実現することはありません。

このイメージをどうすれば効率的に実現できるのか？

達成するために何が必要なのか？

これを具体的に考えていく必要があります。

ゴールから逆算して考えたり、今の地点から積み上げていく方法で試したり。

いろんなことを考えながら実現までの道のりを見つけていく。

この作業がないとイメージが実現することは、まずないと思います。

（*）インタビューは2009年12月に行われました。