MBAホルダーの本音49~MBAで想定外で得られたもの~
質問者
MBAに行って得られたものの中で、想定外のものってありますか?
入学前には全然想像してなかったものがあれば教えてください。
渡邊
やっぱり修論作成時に研究したことが、これほど役に立つとは思っていませんでした。
最初は、こういう論文を書くためにMBAに入ったわけではないと思っていたんですね。
ま、論文を書くってことは知っていましたけどね、もちろん。
でも、こういった研究が一番役に立つっていうのはわからかったですね。
MBAに入ってみて、初めてわかったことですね。
質問者
入学前は、何が一番役に立つと思っていたんですか?
渡邊
それは、もうケーススタディですよね。これが一番だと。
ケースをやりにMBAに入ったと思っていました。
質問者
でも、実際は違ったわけですね。
渡邊
はい。入学前は、MBAはケーススタディをやるところという誤った理解だったんですね。
ハーバードが「MBA=ケース」みたいな感じで宣伝をしていますからね。
あれは逆に言ったら宣伝がうまいのかもしれませんけど。
質問者
ハーバードの宣伝の影響が大きかったんですかね?
渡邊
そうですね。MBAのことをあんまり知らなかったので、ハーバードがすべてと思っていました。
なので、経営に関する知識は、事例を学ぶことによって身につけていくもの。
そういう認識が、かなり強くあったんですね
でも、実際に入ってみたら、ケースでは、あんまり身に付かなかったんですね。
学んだことをすぐに忘れていってしまいましたから。
質問者
でも、修論で研究したことは今でも忘れていないわけですよね?
だから、役に立っている。
しかも、それはMBAに来るまでは全くわからなかったと?
渡邊
実は、全くわからなかったわけではないんです。
というのも、MBAに入る前に東出ゼミのOBの方と会って、聞いていたからです。
「ケースより、修論の方が効果大きいよ」って。
でも、それは、「その人だからでしょ」って思っていたところがあったんです。
実際は、やっぱりケースが一番身に付くよねと思っていました。
でも、その人の言っていたことが正しかったんです。
(*)インタビューは2009年12月に行われました。
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