MBAホルダーの本音49~MBAで想定外で得られたもの~

2015.12.20 (日)

質問者

MBAに行って得られたものの中で、想定外のものってありますか?

入学前には全然想像してなかったものがあれば教えてください。

 

渡邊

やっぱり修論作成時に研究したことが、これほど役に立つとは思っていませんでした。

最初は、こういう論文を書くためにMBAに入ったわけではないと思っていたんですね。

ま、論文を書くってことは知っていましたけどね、もちろん。

でも、こういった研究が一番役に立つっていうのはわからかったですね。

MBAに入ってみて、初めてわかったことですね。

 

質問者

入学前は、何が一番役に立つと思っていたんですか?

 

渡邊

それは、もうケーススタディですよね。これが一番だと。

ケースをやりにMBAに入ったと思っていました。

 

質問者

でも、実際は違ったわけですね。

 

渡邊

はい。入学前は、MBAはケーススタディをやるところという誤った理解だったんですね。

ハーバードが「MBA=ケース」みたいな感じで宣伝をしていますからね。

あれは逆に言ったら宣伝がうまいのかもしれませんけど。

 

質問者

ハーバードの宣伝の影響が大きかったんですかね?

 

渡邊

そうですね。MBAのことをあんまり知らなかったので、ハーバードがすべてと思っていました。

なので、経営に関する知識は、事例を学ぶことによって身につけていくもの。

そういう認識が、かなり強くあったんですね

でも、実際に入ってみたら、ケースでは、あんまり身に付かなかったんですね。

学んだことをすぐに忘れていってしまいましたから。

 

質問者

でも、修論で研究したことは今でも忘れていないわけですよね?

だから、役に立っている。

しかも、それはMBAに来るまでは全くわからなかったと?

 

渡邊

実は、全くわからなかったわけではないんです。

というのも、MBAに入る前に東出ゼミのOBの方と会って、聞いていたからです。

「ケースより、修論の方が効果大きいよ」って。

でも、それは、「その人だからでしょ」って思っていたところがあったんです。

実際は、やっぱりケースが一番身に付くよねと思っていました。

でも、その人の言っていたことが正しかったんです。

 

(*)インタビューは2009年12月に行われました。

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