MBAホルダーの本音17~MBAに対する家族の理解3~
質問者
奥様と一緒にいられる時間とかはどうでしたか?
MBAに入ったときは新婚さんでしたが、一緒に過ごす時間はありましたか?
渡邊
いや~、ないですね。二人ともお酒が好きなので、夕食で一緒に軽く飲む。
でも、私はすぐ勉強するっていうスタイルでしたからね。
特に1年目は宿題がたんまりありましたから。
とても新婚生活を満喫するっていう感じではなかったですね。
質問者
やはりMBAに入って自由ではあるけど、時間的には結構タイトでしたか?
渡邊
そうですね。ただ、そのことでは、ほとんどプレッシャーには感じなかったです。
質問者
ストレスではないと?
渡邊
はい。決して楽ではなかったですが。でも、仕事に比べたら楽でしたからね。(笑)
質問者
やっぱり。(笑)
渡邊
それは、ある程度自分のペースで何でもできるってことかもしれないですね。
グループワークとかでは多少の煩わしさはありますけど。
とはいっても、仕事ほどいろんな人が関わってくるわけではないですし。
そこの面倒さやストレスから解放されているっていうところはありましたね。
質問者
なるほど。責任からの解放感みたいなものってありましたか?
例えば、学生でしたら発表しなきゃいけない場合でも、「ちょっとすみません」とか。
「体調悪くなりました」みたいなことが許されるとか。
渡邊
それはありました。多少許されるだろうっていう。それはありますよね。はい。
例えば、広報とかをやっていたときは、いろいろと問題が起こるんですね。
自分が言ったことがちゃんと記事に載らない。間違ったことを書かれる。
そんなことがしょっちゅうありましたから。
なので、取材を受けるときは一言一句に気を遣うわけです。
でもMBAでは何を言っても、何を書いても別に問題にはならないですからね。
その点では、とても楽でした。
質問者
そうですね、特に広報は会社の顔ですからね。気を遣いますよね。
渡邊
はい。そこはもう全然違いますよね。
なので、課題は大変でしたが、結果の責任は自分にしかないので本当に楽でしたね。
すいません。なんか「お気楽MBA」みたいな感じになってしまいまして。(笑)
(*)インタビューは2009年12月に行われました。
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