MBAホルダーの本音12~MBA取得後のキャリアアップ2~

2015.11.12 (木)

質問者

それにしても、元の会社から声が掛かるというのは余程のことですよね。

かなり大きな実績を上げられたんですか?

 

渡邊

いいえ。特にコレといったものはないんですね。

ただ、その会社が上場する半年前に入社して、上場の準備をしたりもしていました。

その後も、ずっと会社の中枢では働いていたんですね。

その働きぶりは見ていただけていたのかもしれません。

 

質問者

MBAを取って、元の会社に入って、すぐに役員になったんですか?

 

渡邊

いいえ。入ったときは、いきなり取締役ではなく、まずは部長だったんです。

MBAに行く前が課長みたいなポジションで、今度はラインの部長になりました。

なので、ポジションが一つ上がった感じです。

 

質問者

ポジションはどうして一つ上がったんでしょうか?

MBAに行ったことで、どの辺を会社は評価したんでしょうね。

 

渡邊

それは会社から聞いたことがないので、よくわからないんです。

ただ、前の会社に戻ったので、それまでの仕事っぷりから判断したのかもしれません。

「これまでの4年間の実績からすると、この人はこれくらいはできるだろう」と。

そういう確信みたいなものはあったのかもしれません。

 

プラス大学院で学んできているので、「更にパワーアップしているのでは?」と。

一応、MBA時代に本も出したので、それも会社には出しました。

「ちゃんと勉強してきたようなので、そのポジションでも大丈夫かな」と。

そういう点を会社は評価してくれたのかもしれないですね。

これは、あくまでも憶測ですが。

 

でも、私の場合、ちょっと特殊な事例かもしれないですね。

もしかしたら、企業派遣に近い形かもしれません。

過去のトラックレコードがある状態でしたから。

会社にとっては、海のものとも山のものともわからない人間ではなかったんですね。

 

過去の実績を知っている人間が経営を勉強してきた。

「だったら、そのポジションでも大丈夫かな」

そういう感じで決まったわけですから。

 

質問者

なるほど。それがスピード昇進の秘訣なんですかね?

部長は何年勤めたんですか?

 

渡邊

部長は2年やりました。その後、取締役になりました。

このときは恐らく部長時代の実績を見られたのかなと思います。

幸いなことですが、部長時代に新商品をいくつか出すことができましたので。

 

その実績を評価してもらえたのかなと思います。

そこで実績を上げていなければ多分取締役にはなれなかったと思いますね。

 

(*)インタビューは2009年12月に行われました。

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