【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

質問者

MBAを修了したことで、実際にはすごいキャリアアップをされていますよね。

変な話ですけれども、MBA前後でどういう待遇に変わっていったんでしょうか？

なぜMBAに行ったことが評価されたんでしょうか？

 

渡邊

MBAに行く前は、役職としては担当部長だったんですが、ラインの部長ではなかったんです。

部署には上司の部長がいて、その下で広報IRの担当部長をしていました。

実質は課長みたいなものですかね。

自分で作業もしていましたので、プレイングマネージャーとも言えるかもしれません。

 

質問者

専門職みたいな感じでしょうか？

 

渡邊

そうですね。それに近いと思います。メインは広報IRの業務でしたから。

それで修了後に、またMBAに行く前の会社に戻ったんですね、たまたまなんですが。

 

質問者

元の会社に戻ることは、MBAに行く前から考えていたんですか？

 

渡邊

いいえ。全然考えていませんでした。

ずっと証券業界にいたので、少し他の業界も見てみたいと思っていましたので。

別の業界に行くことを考えていました。

 

ただ、MBA在学中に元の会社から声を掛けていただいたんですね。

「卒業したら戻って来い」って。

最初は冗談だろう？と思ったんですね。

辞めた会社に戻るなんて考えられなかったですから。

 

質問者

でも、戻ったんですよね。それはどうしてですか？

 

渡邊

一番大きかったのは、新商品開発の仕事に就けたことですね。

MBAの修論で新商品開発を担当するリーダーの研究をしていたんですね。

長いこと研究していく内に、「早く自分でもやってみたい」と思うようになったんです。

 

ただ、これまでに経験したことのない業界だと、いきなり新商品をつくるのは難しい。

だったら、自分の知っている業界でまず始めるのがいいと思ったんです。

初めての業界で、初めての職種というのはハードルが高いかなと。

 

質問者

なるほど。MBAで学んだことを最も活かせる場所ということで選んだんですね。

 

渡邊

そうですね。

他の業界ですと、まずは業界の勉強からになりますからね。

すぐに実績を上げるのは難しいかなとも思いましたので。

 

（*）インタビューは2009年12月に行われました。