MBAホルダーの本音03~MBAの学校選び2~

2015.11.03 (火)

質問者

確か大学は慶応ですよね?

MBAの実績としても慶応の方が歴史がある気がします。

慶応に行くことは考えなかったんですか?

 

渡邊

実は最初は慶応志望でした。(笑)

やっぱり大学のときの印象って、社会人になってもずっと残りますよね。

早慶戦でも、ずっと慶応を応援してきたわけですから、急に早稲田っていうのもね。(笑)

 

「都の西北」は歌えないけど、「若き血」は歌えますからね。それは今もですけど。

なので、直感的に「早稲田より慶応」と思っていたところはあります。

単純に慶応の方が好きだから行きたいと思っていました。

 

あと、MBAの情報ってなかなかないんですけれど、それでも慶応の情報はチラホラあります。

人気ランキング調査でも必ず上位に来ている。

ハーバードと連携してケーススタディを中心にやっていてオーソドックスなスタイルもいい。

表面的というか、見た目の印象はものすごくいいんですよね、慶応は。

 

限られた情報を集めれば集めるほど、慶応の良い情報が入ってくるんですよね。

もしかしたら、自分の選択を正当化するために良い情報ばかり集めていたのかもしれません。

悪い情報にはフタをして、見て見ぬふりをしていたところはあったと思います。

それでも、他の学校の良い情報ってあんまりなかったんですね。

学校選びを始めた当初は、「慶応以外にほぼ選択肢はないな」と思っていました。

 

ただ、慶応の評判がいいって言われていても、よくわからないんです。実際のところが。

「慶応の何がいいのか?授業なのか?先生なのか?」

「慶応のMBAに行くと、卒業後にどうなるのか?」

この情報がほとんどなかったんです。

 

特に2年次はゼミだけなので、ほとんど先生次第で良し悪しが決まってしまう。

この先生リスクは結構、真剣に悩みましたし、考えましたね。

実際のところは見たり、授業を受けたりしないとわからないんでしょうが。

 

それで、あるMBAホルダーの方に相談しに行ったんですね。

そのときに早稲田の先生を紹介してくれたんです。

でも、そうは言っても、一度、慶応に行くと決めたものを変えるのは勇気がいりましたね。

 

ただ、いろいろ考えたとき、未知のところに行くより知っている先生のところで学んだ方が固い。

こっちの方がリスクは低いだろう。

そう思って、結局、実際にお会いして知り合いがいたことがわかった早稲田にしました。

 

(*)インタビューは2009年12月に行われました。

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