MBAの2年間で得たこと~その1~ 

2015.07.25 (土)

「MBAの2年間で得たことは何ですか?」

 

MBAを修了した1年後にインタビューの依頼がありました。

「MBAの実態がわからないのでMBAホルダーとして体験談を率直に語ってほしい」

とのことでした。

 

確かに自分自身がMBAを受験する前に、MBA体験談をいろいろ探したことがあります。

でも、体験談が少なく、なかなか実態をつかめませんでした。

 

「MBAに行ったら何を学ぶのか?」

「それが仕事やキャリアにどう役立つのか?」

 

こういったことを知りたいと思っていました。

でも、結局、あまりわからないままMBAに行きました。

結果として、MBAに行ったことには満足しています。

ただ「もっと情報があれば、もっと有意義に過ごせたかな?」とも思っています。

 

今日から9回に分けてインタビューの内容をお伝えしていきます。

修了後8年経った現在、当時とは少し違う感覚もあります。

ただ、まだMBAの余韻が残っている時期の新鮮な言葉です。

参考にしていただければと思います。

 

質問者

MBAの2年間で得たものはどんなものですか?

 

渡邊

そうですね。いろいろあるんですが、大きくは二つあります。

一つは、視野が広がったこと。

もう一つは、リサーチの方法論を身に付けたことです。

 

質問者

一つ一つ聞いていきますね。

まず「視野が広がったこと」とはどういうことですか?

 

渡邊

私はMBAに行く前の約10年間、ずっと同じ業界で働いていたんですね。

そのときは、あまり感じていなかったんですが、外に出て初めて

「自分がいかに狭い世界で生きていたか」

ということを痛感しました。

 

質問者

それがMBAに行って変わっていったと。

 

渡邊

はい。MBAでは、様々な業界や職種の人たちが集まり、様々なケースについて議論します。

日々、自分とは異なる考え方に触れることになるんですね。

そのたびに「世の中には、こんなにもいろいろな見方や考え方があるのか」

ということを嫌というほど思い知らされました。

それまでは井の中の蛙で、大海のことを知らなかったんですね。

 

(続く) 

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