MBA取得後に海外赴任で役に立ったこと
「香港駐在の初期の頃は毎日けんかばかりで本当に苦労しました」
「でも、仕事の枠を取り払い、誠実に対応することで乗り越えることができました」
20代後半で香港に赴任した、あるMBAホルダーのお話です。
当時は20代で海外赴任するケースがなく、異例の人事だったそうです。
それもあって、やる気満々、鼻高々で香港に行ったそうです。
でも、すぐに想像を越える厳しい現実に直面したとのこと。
「こちらが言ったことを全然やらないんです」
「納期は平気で遅れる」
「私の言うことを現地の人は全く聞いてくれなかったんです」
あまりに日本と違う環境に戸惑い、辛い日々を過ごしたそうです。
そんな状態が半年ほど続いたとのこと。
ただ、自分自身が変わったことで少しずつ周りも変わり始めたそうです。
まず取り組んだことが、「仕事の枠を取っ払うこと」。
それまでは、「私の仕事はコレとコレ」という風に仕事の範囲を決めていたそうです。
「ココから先はアナタの仕事でしょ」と平気で言っていた。
自分の仕事の範囲外のことには無関心で、サポートもしなかったとのこと。
それが、必要に駆られてのこととはいえ、「何でもやる」という姿勢に変わったそうです。
自分の仕事の領域外のことでも「一緒にやろう」と現地の人に働きかけをした。
そして、一つ一つの仕事を誠実に対応することも心掛けた。
すると、自分が変わったことで、相手からも信頼されるようになったそうです。
それからは、比較的スムーズに仕事ができるようになったとのこと。
環境も文化も違うところで働くのはつらいものです。
「日本では当たり前」と考えていたことが、現地では全く通じない。
でも、日本でのやり方にとらわれず、自分自身を変えていく。
そうすることで新たな道が拓ける。
そんなお話を聞き、勇気をもらうことができました。
関連する投稿
- 代表挨拶
- 当社代表が「山口県女性創業サポート事業実践的創業セミナーPOWERS」(山口県主催)の「経営戦略」の講座に登壇しました
- 当社代表が「山口県女性創業サポート事業実践的創業セミナーPOWERS」の「ロジカルシンキング」の講座(山口県主催)に登壇しました
- 当社代表が登壇した「東証一部上場を目指すベンチャーのための戦略的IRセミナー」(サーキュレーション主催)の内容が公開されました
- 当社代表が「コロナ後の株価向上を目指す経営戦略・IR戦略セミナー」(ZUU online主催)に登壇しました
現在の記事: MBA取得後に海外赴任で役に立ったこと