リーダー語録:風間茂明さん4

2016.08.01 (月)

怒りたい気持ちをぐっとこらえて、辛抱強く話をしていく(というより問い詰めていく)。すると、工場長は、「あの部下が仕事をしないから」と言い訳をする。その部下に聞くと、さらにその下のせいにする。でもそこで終わらせず、根気よく続けると、「それは工場長である自分の責任」と理解する。これを3年続けたら、「あの人には言い訳が通用しないので、きちんと説明しないといけない」と思われるようになり、責任を持って仕事をしてくれるようになってきました。つくづく継続が大事だと思いました。

 

インドネシアでは、結果が重視され、途中のプロセスを上司にはあまり報告しない風潮があります。なので、生産プロセスで問題が起こっても、自分で解決策を見つけられるまで報告をしてこないんです。悪いことが起こったとだけ言うと怒られる。結果として今日の生産数量が達成していれば、細かいトラブルが現場で起きていても、それでいいと思っているので言わない。でも、それでは生産性が上がっていきませんから、「問題があったら、途中でも報告していいんだよ。解決策を一緒に考えよう」、これも繰り返し伝えていかなくてはいけませんでした。日本では当たり前のことが、現地では理解されない。そんなことがまだまだあるので、3年経った今も道半ばです。

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