リーダー語録:酒井誠一さん5
“Think in the field”(想いがいつもフィールドにある)
リーダーとして大事にしていることは、ビジョンを強く発信していくこと。進む方向が曖昧だと社内がバラバラになります。強く発信すればするほど、相手は耳を傾けてくれるものです。あと、社内でよく言っていることは、「自分の話が相手に伝わるのは2割程度。伝わらない責任の7割は話し手側にある」ということ。何か習い事を教えるにも、初心者と上級者とでは、伝え方は違います。伝わらない場合は、話し手が工夫する努力を求めています。
当社では、”Think in the field”という言葉をステートメントにしています。これは、私たちの想いがいつも自然のフィールドにあることを意味しています。私たちは、今あるものをさらに改良するための努力を惜しみません。世の中にないものは自分たちで創り出していきます。そして、自分たちが愉しく、世に役立つと感じるものを提供していきます。だから、私たちは、働くことと同じく、遊ぶことも大切にしています。
そんなこともあり、まだワークライフバランスという言葉も考えもない1980年代から、いろいろな取組みをしてきました。例えば、時間外勤務は原則禁止です。当社は、レジャーの道具を扱う会社ですから、できる限り自分の趣味に費やす時間を持つことが大事だからです。従って、休みがとりにくい文化はつくりません。当社の夏季休暇は11連休です。9連休だと、混んでいる土日が移動日になり得るので、少しずらしています。また、営業的な接待も原則しません。それで仕事をとっても本質ではないからです。最近は、このような取組みをする会社が増えてきたので、逆に時代に先駆けた新たな施策を考えていきたいと思います。
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