リーダー語録:酒井誠一さん2

2016.09.29 (木)

すると、「日本におけるフライ、ルアーのパイオニア企業」とか、「フィッシングとアウトドアの両方を扱う世界でも稀な企業」として認知いただけるようになり、証券筋から「上場しませんか?」とのお声を掛けていただいたのです。ただ、担当者から「上場までの道のりは長く、過酷なため、絶対逃げない人が社内に必要」と言われたそうです。そこで父は、「親族は逃げられない」と考え、私に白羽の矢が立ったわけです。

入社後すぐに上場準備に携わりました。公開準備担当は、私のほか新人2名という初心者チーム。しかも株式のことなんて、さっぱりわかりません。まずは証券会社の担当に「株とは? 50円額面とは?」など根掘り葉掘り聞いて理解していきました。そんな始まりでしたが、有能なスタッフと力を合わせ、無事、上場(当時は店頭登録、現東証JASDAQ)にたどりつきました。

その後は、営業等も経験しながら、社長室長を約15年続け、創業社長の下であらゆることに携わりました。資本政策から広報、中期経営計画の策定、内部統制、現場の改善点をみつけて仕組化するなどなど。中でも、重要だったのがビジョンづくり。会社代表の代弁者として語ることができ、また伝わるように、きちんとドキュメントに落とし込みました。これは富士ゼロックス時代の経験が活きていると思います。そして、2011年、42歳のとき社長に就任しました。

 

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