リーダー語録:田子みどりさん2

2016.07.10 (日)

就職先がなく自分で仕事をつくる

 

大学4年のとき、この女子大生チームで経団連で情報通信技術の発達によるライフスタイルの変化について、セミナーを行いました。これは就職のためのコネが見つかるチャンスかも、と密かに期待しましたが、そこで大手企業の方々と話をしていたときみて、「あ、女性を戦力として採用する気はないんだな」と改めて気づきました。当時、女子社員はクリスマスケーキと呼ばれ、25歳までに結婚退職して家庭に入る生き方を求められていました。優秀でも25歳で辞めるのだから会社として育てる気はない。その現実がよくわかりました。

 

一方で、消費者、生活者としての女性の感性が求められる時代が来ていることも、活動をしながらわかっていました。「社外の女性の力を活用したい」そのニーズはある。就職先はないけど、仕事の依頼は来る。そこで、そのまま活動を続けることにして、大学卒業とともに株式会社コスモピアを創業しました。起業後は、例えば広告代理店や電電公社(現NTT)などから依頼され、「ニューメディアで世の中が変わりますよ」ということを女性の目線でわかりやすく伝える仕事などをしていました。

 

仕事を始めると「女子大生企業の社長」としてマスコミからの取材がバンバン入ってきました。当時女子大生向けの雑誌であった「オリーブ」に始まり、経済誌、新聞、TVに至るまで、毎日のように取材がありました。それを見た会社からの仕事もドンドン入ってくる。当初はワンルームマンションでスタートしましたが、女子大生が一杯で酸欠状態になってきた。そこで、2DKで寝泊まりができるところに引越し、朝まで企画書を書き、シャワーを浴びてプレゼンに行くといった無我夢中の日々を送っていました。

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