リーダー語録:気賀崇さん3
急がば回れ
当社は、主に海外展開する日本のBtoB企業のグローバルWEBサイトを構築するサポートをしています。グローバル企業になると、国内だけでも本社のコーポレート、サービス、採用、IR、それに何十もの販社サイトがあります。それに海外サイトも含めると100とか200のサイト群になります。でも、あまりに数が多すぎるため、サイト間にまとまりや統一感がなく、バラバラな状態で運営されているケースがほとんどです。
日本企業の成長の源泉は海外にあります。でも、グローバルサイトがわかりにくく、使い勝手も悪いと本来の価値が伝わらないため、グローバルの競争で勝つことが難しくなります。当社では、お客様企業を俯瞰し、構造化して、価値を伝えるサポートをしています。ベースとなる考えが「C=C×C」です。これは、「C(コンテンツ)=C(クリエイティビティ)×C(コミュニケーション)」という意味ですが、ポイントは掛け算であること。企業が訴求すべきコンテンツ=企業の価値は、それがいくらクリエイティブであったり技術力が高くとも、コミュニケーション(伝え方)がゼロなら顧客から見た価値はゼロになるということです。届かなければ、理解はされませんからね。
往々にして自分の会社のことは、灯台下暗しでわからないことが多いものです。それに日本人は控え目で真面目な人が多い。特にBtoB企業で理系の方はその傾向が強いので超控え目です。自己評価が厳しすぎるのです。結果、本当は自慢できることなのに、自分たちの価値を過小評価するので、強みや価値に気づいていなかったり、発信していないことが多い。例えば、世界No.1なのにグローバルサイトにそのことが一切書かれていない。世界的に見ても珍しいことをしているのにサイトに全く出ていない。そんなケースがよくあります。
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