リーダー語録:気賀崇さん2

2017.01.08 (日)

そうなっている理由には、BtoCとBtoBでのコミュニケーションスタイルの違いがあります。BtoCでは15秒テレビCMなど一瞬で視聴者の気を引く広告が中心。でも、BtoBでは、課題解決につながるのかということをもっと詳しく、具体的に伝える必要があります。それにBtoBは難しいとの心理的障壁もある。そんなことからニーズは高いのに、支援会社がないという状態ができてしまったのです。

私はまた、BtoBとデジタルの親和性の高さから、マーケットの大きさも感じていました。製品の詳しい説明を要するBtoBでは展示会や営業マンを使うことがメインの販売手法でした。でも、WEBサイトを使えば何万点もの製品ラインナップを構造的に並べて詳しく説明できます。BtoCと比べてまばらな販売網を補うこともできます。突如現れた手法ゆえ、今できているところはないけど、これは決してニッチではなく、マーケットは大きいはず。そう思って会社に「BtoBに特化して事業をやりたい」と提案しましたが、すでに手掛けているBtoCを捨てて打ち手を絞ることは簡単に出来ることではありません。「では自分でやろう」と起業することにしました。

2009年、BtoB企業に特化したデジタルマーケティングを支援するイントリックス株式会社を立ち上げました。当社では、戦略、デジタル、デザインの三位一体でWEBサイト構築をはじめとするBtoB企業の対外コミュニケーションを支援しています。その目的がはっきりしていることを前提とすると、使われるWEB作りのポイントはデザインです。例えば経費精算のような、ある意味利用を強制できる業務支援サイトであれば使い勝手が悪くても使ってくれますが、WEBサイトはユーザビリティやデザインが良くないと使ってくれないですよね?あとBtoBに特化している点も特徴です。当社の同業は、BtoC/BtoBの区別なく手掛けていることが大半ですから、非常にユニークなポジショニングだと思います。

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