リーダー語録:武臣ゆみさん1
初年度の売上は10万円
私は、MBA取得後に今の会社を起業しましたが、実は就職するつもりでした。ただ、就職活動をしているとき、どうも前職よりも年収がダウンすることがわかりました。周りから、「せっかく2年の時間と多額の授業料を費やしたのだから、年収が下がるくらいなら起業したら?」と言われて「確かに!」と合点がいき、成功しか思い浮かばず今思うと安易に起業しました。
前職が医療に関わる仕事だったこともあり、医療系で起業しようと決め、事業プランを考えました。そのとき、自分の経験から「医療に関わっていない人がいいお医者さんと出会う場がなかなかないな。それにお医者さんも自分の言葉で患者さんに向けて発信できる場も少ないな。両方がマッチするようなサイト(「いいお医者さんネット」)を作って、そこに医療機器メーカーに広告を出してもらって収入を得るモデルは十分にニーズがあって新しいのでは?」という発想が生まれ、早速ビジネスを開始しました。
幸い医師の賛同を得ることは比較的スムーズに進みましたが、ビジネスモデルの中心となる機器メーカーとの話がまとまりません。実績も何もないベンチャー企業で、当時は会社のホームページすらない状況のなか大企業を相手にして、結構良いところまで行っても法律や業界ルールで制限がかかって契約に至らないことが続きました。結果、初年度の売上は僅か10万円。このときは、本当につらかったですね。テレビでバラエティ番組を見ていても、「笑う意味がわからない」と思ったし、友人との食事も心から楽しむことはできませんでした。
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