リーダー語録:栗原菜緒さん6
日本製にこだわった独自のランジェリーブランド
23歳のときから、夢見ていることが三つあります。それは、「ランジェリーブランドをつくること」、「日本の文化を継承していくこと」、「子供の心のケアをする場所をつくること」この三つです。一つ目は、既に実現しました。そもそも、私がランジェリーに興味を持ったのは、中学生のときです。初めて下着を着けたとき、「めちゃめちゃキレイ!」と思ったのがきっかけです。あの年頃だと、おしゃれな服を着ても、「なんか垢抜けしないな」と感じていました。でも、下着はキレイと思った。それ以来、下着の虜になってしまったんです。当時は、それを職業にするとは思っていませんでしたが。
二つ目は、外交官を目指していた大学時代からの想いです。日本の文化や良さを世界に伝えたい。この気持ちは変わりません。ちなみに、当社のランジェリーは日本製にこだわっています。コットンの生地、縫製メーカー、そしてデザインも私がしているので、すべてメードインジャパンです。今秋には、京友禅に合うランジェリーもつくる予定です。日本の老舗旅館などに置いていただけたらと思っています。あと、香港やシンガポールなどのアジアへの展開も準備しています。海外の人にも、「日本にもかっこいいブランドがあるんだね」と言われるようなものをつくり、日本の良さを伝えていきたいと思っています。
三つ目は、実は子供の頃のつらい経験から来ています。私の実家は、長男さえいればいいという、古風な考えのところがあったんです。女の子だった私は、父方の家族からあまり尊重されず、母方の家に預けられていた時期もあります。愛を渇望する子供時代を過ごしました。小学4年の頃には、死を考えたりするなど精神的に不安定になり、自分の居場所を必死で探していました。今も、同じような悩みを持つ子供がたくさんいると思います。そんな子供達に、「生きてていいんだよ」「愛してくれる人がきっといるよ」そう伝えていきたいし、そんな風に感じられる場所をつくっていきたい。まだ、今のビジネスで精一杯ですが、将来的には子供たちのための仕事もやっていきたいと思っています。
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