リーダー語録:栗原菜緒さん2

2016.07.04 (月)

ランジェリーのバイトは、矯正下着の販売で、フィッティングを担当。補正のため身体を締め上げる。機能はいいけれど、「これは着ていて苦しいな」と。それにデザインも良くない。気持ち良く売ることができませんでした。でも、欲しい人はいる。需要はある。「ビジネスの方法をしっかり考えて、将来自分でランジェリーをつくろう!」と思いました。でも、どうやってつくって、ブランドにして売ったらいいかわからない。「まずはマーケティングを学ぼう」と思い、別の働き口を探しました。

 

雑誌のフロムAが、未経験者でもOKのマーケティング担当者をアルバイト募集していたので、そこで働き始める。でも、折からの出版不況ですぐにクビになる。「自分は社会に必要とされていないのでは?」と落ち込みました。また、ある飲み会に行ったとき、建築専門のシンクタンクの社長と知り合い、雇ってくれました。一人暮らしをしていたため、職を選ぶ余地もありませんでした。そこで、リサーチや分析、報告書のまとめ、雑誌の編集を担当。でも、やっぱり建築は特別に好きなことではない。モチベーションが上がらない。「こんなことをしている場合じゃない」と辞めました。

 

また、別の仕事を探したところ、今度は日本の伝統工芸を世界に発信する会社を紹介されました。「今度こそ自分の方向性に合っている!」そう思って働き始めましたが、そこは生まれてすぐのベンチャー企業だったので、かなり厳しい職場でした。それでも歯を食いしばって仕事をしていましたが、あるとき、「マーケティングは学ばせてもらった。あと、学んでないのはファッションだけ」と思い、「ミラノにランジェリーデザインの勉強に行きます」と会社を辞めてイタリアに行きました。28歳のときのことです。

 

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