リーダー語録:松田龍太郎さん5

2016.09.26 (月)

日本の食文化を海外に伝えていく

 

これからは、もっと日本の食文化を海外にきちんと伝えていきたいと考えています。日本食というと、高級なものかファーストフードのような低価格のもののどちらかしか海外で認知されていないと感じています。その中間に位置するものは、どれほど良くても知られていないのではないでしょうか?その要因の一つに、食に関わる人材が不足していることがあります。そこで、飲食店の人材を流動化させるための取り組みも始めていきます。例えば、地方のレストランをフランチャイズ化して、自分が希望する地域のお店で3ヶ月だけ働く。そんな自由な働き方ができる仕組みを新規事業部で検討しています。

 

また、食のスタンダードを上げる取り組みとして、「Foodnia Japan」という企画も始めました。例えば、農家や飲食事業者が個々にバラバラでビジネスをしていたら、数十個単位でしか扱えないものが、全国でネットワークをつくり、チームとして取り組めば数千個単位での販売が可能になります。それに、ネットワークをつくることで、既存の業者がビジネスを継続できるようにもなります。新規参入者を増やすことも大事です。ただ、それよりも長く継続できる仕組みをつくる方がもっと大事だと思います。それは小さいながらも八百屋さんのビジネスを始めてから気づいたことです。

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