リーダー語録:松尾成美さん3

2016.06.23 (木)

おごりから一般女性の撮影ではどん底を経験

 

このように、フリーになってずっと、モデルや女優、俳優などプロを相手に仕事をしていました。ただ、6年ほど前に、泉先生から「成人式の前撮りの撮影をして欲しい」との依頼がありました。ある着物屋チェーンで振り袖を購入もしくはレンタルすると、写真の撮影をしてもらえるというサービスがあるので、それを担当して欲しいとのこと。初めて一般女性を相手にした仕事。しかも、毎週土日は一日中撮影で、それが一年間続き、年間に1000人以上を撮るというハードワーク。でも、「これまで23年やってきたんだから、撮れないわけがない」そう思って受けましたが、これが試練の始まりでした。

 

これまでの撮影相手と違って、一般の人は全然前向きじゃないんです。ほとんどの子が親に連れられて、仕方なく来ている。撮影現場で「はい、笑ってくださーい」と言っても、「私、カメラの前では笑えないんです」とか「写真キライっす」という子ばかり。「これは本気で彼女らに向き合わないといいものが撮れない」と、必死に撮影に取り組み始めました。

 

そんなとき、着物屋さんの朝礼で「うちの店が売上最下位だったぞ!」と店長から怒鳴られました。そこでは、着物を買ったりレンタルすれば3枚はサービスでプレゼントなのですが、「もっと欲しい」という場合は有料で写真を販売していましたが、その売上が最下位だったんです。ということは、お客さんから「お金を出してまで買いたい写真がない」との評価でした。怒鳴られたときは、正直、「え、あたしのせい?」と思いました。

 

いいものを撮るには、写真家だけでなく、着付けやヘアメイクさん、それにモニター担当さんとのチームワークが必要ですが、この店ではそれが全くない。それに前年度の成績は別のカメラマンが撮影したのに頭ごなしに怒鳴られたことに、「あ、サラリーマンって、こんな理不尽な世界で仕事をしてるんだ。やってられない」と思いました。でも、先生からの依頼だからやめられない。そこで、「ここからでも学ぶことが必ずあるはず。それをみつけるまではやろう!」と気持ちを切り替えました。

 

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