リーダー語録:松尾成美さん2
2016.06.22 (水)
フリーになってからは、主にプロの女性モデルを中心に撮影の仕事をしていました。プロが相手なので、洋服の着こなしもきまってる。ヘアメイクもバッチリ。こちらが、「こんな感じで」とアバウトに言うだけで、モデルが勝手に表情や仕草をきめてくれる。すべてが完璧に仕上げられているので、いいものが撮れて当たり前でした。お陰様で、その後、歌手や女優、俳優をはじめ安倍晋三首相など政治家の方まで撮影する機会に恵まれました。
例えば、歌手の福山雅治さんを撮影したときのこと。福山さんは自分のカッコイイ部分をよ〜くわかっています。でも、撮影のときは、わざと三枚目ぶって周りを和ませようとしていました。あと、嵐の松本潤さんのときは、部屋の中での撮影というシチュエーションだったので、担当編集者が「ジャケットを脱いでください」と言ったら、スタイリストが「これでコーデネートーとが成立しているのでジャケぅッとは脱がせたくない」と言いだし、なかなか撮影に入れない。「困ったな」と思っていたら、松本潤さんが「じゃあ、靴下を脱ぐよ。それなら部屋っぽいでしょ」とありがたいことを言ってくれたのです。それにはスタイリストも何も言えません。周りの状況をいち早く理解してくれて助け船を出してくれたことを今でも覚えています。
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