リーダー語録:村山忠昭さん4

2016.11.14 (月)

また、文化や商習慣の違いには悩まされます。ドイツのお客様では、金曜は午前中で仕事を終えるのが一般的な会社がありました。最初はわからず一週間のワークショップで日本から出張していて、「金曜の午後にワークショップのまとめをしよう」と言うと、ものすごく機嫌が悪くなったことがありまして、それ以来、まとめは金曜の午前中に行い、午後はフリーとしました。ベルギーでは、「新しいシステムがとても不安だから、テストに1ヶ月かけてほしい」と言われ、「そんなにかかるのかな?」と思っていたら、その内の3週間は「休暇」で、テストは実質1週間だった、ということもありました。

 

日本企業が海外で苦戦する理由の一つは、コミュニケーション不足にあります。日本人同士なら、「このレベルで出てくるだろう」と半ば当然と思うことが、海外では全然当たり前でない。それでトラブルになる。なので、コミュニケーションは密にとるようにしています。当社は、今、プログラム開発の拠点をフィリピンに置いています。今はスカイプもあり、以前よりコミュニケーションはとりやすくなっていますが、多少コストがかかってでも直接会う機会を設けています。やはり、膝を付け合せて話す経験があった方が、お互い信頼関係もでき、その後の仕事がスムーズに行くことが多いからです。

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