リーダー語録:木下彩さん4

2016.01.24 (日)

ホテルを夢のある業界にしていきたい

 

私は、大学を卒業してから長くホテル業界に携わってきました。残念ながら、日本の宿泊業界には「低収入で、仕事がきつい」というブラックなイメージが一部にあるのも事実です。それを、宿泊業に携わる人たちが、「仕事に誇りを持ち、夢を持てる」そんな業界に変えていきたいと考えています。

 

日本のホテルは、現状、欧米に比べて、「価格に比して過剰なサービス」なのではないかと思います。例えば、欧米では高級なホテルですら、歯ブラシもないところがほとんどです。それに接客の際、無愛想な人たちも大勢います。日本では考えられないことです。そんな状況を見ると、日本のホテルはボランティア精神でやっている人で成り立っているのではと思ってしまいます。

 

特に今は円安効果もあります。価格以上のサービスが期待できる日本のホテルにインバウンド、つまり海外のお客さまからの人気が高いのも納得がいきます。そんなこともあり、講演などでは「これからは、もっと価格を上げさせていただきます」と言ったりしています(笑)。

 

東京オリンピックまで、あと5年。「このときがチャンスですね」と言われることも多いですが、オリンピックは数週間の出来事に過ぎません。私たちは、オリンピック後を見据えて、ホテル業を今よりも、もっと魅力ある業界、ぜひ働きたいと思ってもらえるような業界にしていきたいと考えています。

▼シェアをお願いいたします!▼

関連する投稿

現在の記事: リーダー語録:木下彩さん4

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

info@watanabemasashioffice.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP