リーダー語録:大森洋三さん5

2016.09.20 (火)

世界で認められる日本人をつくりたい

 

リーダーとして大事にしていることは、「嘘をつかない」ということ。嘘さえつかなければ、何があっても人はやり直せると思っています。ある就職面接のとき、その会社の社長が「うちは無借金経営だ」というお話をされました。ただ、実際は借り入れがあったようです。他の社員がいる手前もあり、そんなことを言ったのだと思います。でも、本来なら、「今は資金的に苦しい。でも、こういう手を考えているので厳しいけど、一緒に乗り越えていかないか?」と言うのが本来の姿かなと思いました。情報をすべてをオープンにする必要はないですが、言わなければいけないことについて嘘はダメだと思っています。

 

学生時代からヨットを続けています。リオ五輪のセーリング日本代表でテクニカルコーチを務めている人も当時の練習仲間です。体格がいいからだけでヨットチームに入れられ、おまけに高額のヨットを買わされ、資金がないので借金をさせられ、返せないのでその方の会社でバイトをしていました。でも、それからはヨットの大会に出まくったこともあり、世界チャンピオンにもお会いする機会がありました。それ以外にはフライフィッシングやゴルフもやりますが、仕事以外のことをやると、物事の道理を教えてくれるような気がしています。仕事では強引にできても、ゴルフなどで一番厳しい状況に陥ると、一つ一つ地道に返していくのが本来は良いことがわかります。

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