リーダー語録:大森洋三さん4
2016.09.19 (月)
モバイルビジネスに関わりながら疑問に思っていたことがあります。それは、「情報は誰のものか?」ということ。確かに、モバイルの発達により、多くの方がより便利に情報を入手できるようになりました。ただ、この恵まれた環境を謳歌できる人は、数万円の高価な端末を購入でき、数千円の月額利用料を払うことのできる限られた裕福な層であり、かつデジタルスキルのある方々だけです。モバイル端末の普及率は、各通信会社のたゆまぬ努力の結果、大きく伸びましたが、逆にそのことによりモバイルを持たない、あるいは利用できない方々との情報格差は日々大きくなるばかりでした。
そこで、「すべての人に有益な情報を!」この使命感のために、2008年にストリートメディア株式会社を創業しました。いざ事業をスタートしてみますと、街にはいろいろな形の情報ニーズで溢れていました。現在、私どもは地域毎に必要な情報を「エリアキャスティング事業(デジタル・サイネージを用いて街の活性化等を行う事業)」として進めています。また、消費の現場で一番有益な情報提供を「ショッピングメディア事業」として推し進めていて、配信先は全国1,500面を越えるに至りました。北は北海道から南は沖縄石垣島まで展開範囲は年々広がっています。「Going Mediapolitan!(街をメディア化していく)」とのミッションの下、今後もより多くの方々との情報接点を増やし続けていきたいと考えています。
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