リーダー語録:大崎真孝さん2

2016.05.24 (火)

仕事の前に思いを書き出すルーティンを欠かさない

 

30代半ばで日本に帰国してから、「自分がこれまでやってきたことは正しかったのかな?」と考えるようになりました。 私は米国の企業に勤めてきましたが、一貫して「日本企業の応援団」として働いてきたつもりです。その観点から「自身がグローバルなビジネスの現場で経験して来たことをもっと学術的に探求してみたい」と思うようになりました。そこで、働きながら、首都大学東京大学院のMBAコースに通うことにしました。

 

問題意識が大きかったせいか、結局、MBAコースの2年に加え、博士後期課程で3年、合計5年も大学院で学びました。知識的な面では、クリステンセンの破壊的イノベーションやミンツバーグの創発的戦略の考えが役に立っています。前者については、特に現職であるエヌビディア(NVIDIA)自体が持続的にその技術を磨きながらも、産業構造を破壊するようなイノベーションを発信し続けている企業なので、毎日仕事の現場から多くの気づきを得ています。 また、行動しながら見えてくるものに基づいて戦略を構築していくという後者の考え方はまさにエヌビディアがこだわっているクラフトマンシップといっても過言ではないGPU技術力そのものです。 MBAでは、仕事をしながらも夜間や週末に勉強しようという成長意欲や志の高い仲間が集まってくる。そういったエネルギーを持った仲間と出会えたことも大きかったと思います。

 

私は会社に着いてから、パソコンを開く前に必ずやることが3つあります。まず一つ目は、いま心の中に思っていることをありのままに5行くらいノートに書き出すこと。例えば今日は、「本日は金曜日なので来週のプランを再点検して備える。仕事は人生であり、楽しまなければ良い結果につながらない。たくさん苦しんで突破する。目先の結果に左右されない」といったような日記みたいなことを書きました。次に、自分に足りないことやプリンシパルを3つ書きます。ちなみに今日は、「精密に分析して考察して客観的思考を持つ」、「部下の個性を活かす」、「常に先頭に立ってリスクをとる」といったことを書きました。そして最後に、本日のタスク、アクションアイテムを書き出します。

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