リーダー語録:大崎真孝さん1

2016.05.23 (月)

多様性を受け入れ、自己主張をする

 

私は、大学卒業後、日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(TI)に入社しました。7年間、大阪でエンジニアと営業を担当した後、ダラスにある米国本社のビジネスデベロップメント担当として3年働くことになりました。本社では、当然ながら社員も顧客も外国人ばかり。当初は英語ができず、誰も助けてくれない中、一人でもがき続ける日々が続きました。待っていても仕事はくれないので、自分から取りにいく。すると、米国には、自発的に動く人や努力をしている人には手を差し伸べる文化があり、次第にサポートを得られるようになったのです。米国社員の一員として対等な立場で世界中の企業へ売り込みに行ったり、様々な業務を人種の壁を越えて挑戦しました。大変でしたが、当時の米国人上司が日本法人に対して、正当な評価を報告してくれたことがわかり、本当にうれしかった思い出があります。

 

私は、つくづく人に恵まれていると思います。もちろん、仕事をする上では、いろいろなことは起こりますが、一度たりとも上司や部下、同僚を恨んだことはありません。 上司からの言葉は、例えば学ぶべきこと、反面教師とすべきこと、ある意味自身で仕分けをすることができます。でも、部下からのフィードバックは逃げられない。耳の痛いことを言われると精神的に消耗します。 しかしそれは「自分の鏡」と全身で受け止め、そこから多くを学びました。 そういった意味で、私は多くの優秀で個性的な部下達から多大な学びを得たといっても過言ではありません。

 

グローバル企業で働くリーダーとして大切にしていることは、多様性を受け入れた上で自己主張をすること。特に、グローバル企業は、様々な国の出身者から成り立っているので、いろいろな考えやコミュニケーションのスタイルがあります。例えば、欧州のある国の人と話をしていると、「Why? Why? Why?」と理由を徹底的に聞かれることが多いし、ある国の人とは「No! No! No!」から始まるパターンに良く遭遇します。 何でも「大丈夫だ」と楽天的な感じで始まることが多い傾向の国の人もいます。 ただ、その違いを認め合うことから始めないと、建設的な議論にならない。

 

日本人からすると、「え、なんで?」という非常識な意見でも、「うーん、それは新しい考えだな」と、まずは受け入れる。そして、客観的に見た上で、「自分はこう思う」と主張する。 もし言葉で通じなければ、表情や手ぶり、ホワイトボードなどを駆使しても良いのでは無いでしょうか?私はこれを魂で話をすると言っています。これは日本人同士でも同じで、様々な知恵を結集し、その多様性を強みにする。これがリーダーの大きな役割であると信じています。

 

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