リーダー語録:坂本健太郎さん2

2016.02.07 (日)

落語を通じてセミナーで伝える技術を身に付ける

技術をわかりやすく伝えることについて言えば、これまでに200回以上セミナーで講演をしてきました。内容は、情報セキュリティや個人情報保護法に関すること、最近ではマイナンバー制度などについてです。話すようになったきっかけは、実は以前の職場でセミナーを引き受けた上司が突然退職し、その役が自分に回ってきたことです。最初は経験もありませんし、うまく話せませんでしたが、場数を踏むにつれ上達していきました。やっぱり数は大事です。

あと、参考にしたのは落語です。落語では「枕」というつかみの部分、今でいうアイスブレイクのコツを学びました。例えば、落語で江戸時代の酔っぱらいの話をするとします。でも、当時のことはわからないので、まずは現在の酔っぱらいの話をする。すると頭にイメージができるので受け入れやすくなる。そういったことを学びました。枕はとても大事なので、使えそうなネタはなるべく仕入れるようにしています。

また、「即興落語」も参考になりました。これは決まったネタではなく、その場で内容を考えるものです。来ている人に合わせてネタを考え披露していきます。ここで大事なことは、聞いている人がどういう層かを的確に見極めること。例えば、白髪交じりの方が多いなと判断したら、少しくどくなっても説明の部分を多くしたりします。相手に応じて臨機応変に対応することを即興落語から学び、実際のセミナーでも実践しています。

落語の基本的な流れは「枕-本題-オチ」です。シンプルですが、プレゼンなどにも使える有効な話の進め方です。また、話す内容だけでなく、話し方の部分。例えば間の取り方なども落語はとっても参考になります。

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