リーダー語録:倉貫義人さん4

2016.08.06 (土)

当社では、「管理しない経営」という独自の経営スタイルをとっています。指示も命令もしません。個々人が自分で自分のことをマネジメントする「セルフマネジメント」の集団です。だから、組織図もないし、フラットな組織なので中間管理職もいない。そもそも中間管理職は20世紀のマネジメントスタイルというべきピラミッド型組織で必要とされたもの。それに、プログラマの世界は技術の移り変わりが早いので、上司よりも部下の方が技術に詳しく、仕事ができます。それに顧客のことも直接接している分、よく知っている。上司が部下を助けることができないんです。すると、成長のボトルネックは上司となる。なので、当社には中管理職を置かないことにしています。

 

とかく組織はヒエラルキーをつくりたがるものです。そして、自分がその中で偉くなって、周りをコントロールしたくなる。偉ぶりたくなる。でも、自分にはそんな考えがないんです。子供の頃からプログラムを自由に書くのが好きで、コントロールされるのが嫌だったからというのもあります。だから、コントロールとか管理はしたくないんです。

 

経営とプログラミングは似ていると思っています。ロジカルじゃないと人も機械も動かないからです。特に当社は、全員がプログラマで、筋の通っていることを言わないと動いてくれない人たちばかり。その意味で、私が何かアイデアを思いついたときは副社長と筋が通っているかの確認を毎回しています。この作業を「コンパイル」と呼んでいます。コンパイルとは、コンピューターが理解できるようにプログラムを翻訳したり変換すること。これがうまくいかないと、バグが出てうまく動かないので、そう名付けています。

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