リーダー語録:ひぐちまりさん5

2016.05.05 (木)

その直後にバブルが崩壊し、不動産不況が来ます。会社も、新たな収入源として自社ビルをパーティー会場として貸すビジネスを始めました。すると、「結婚式として使いたい」との要望があり、自分自身の結婚式と国内外でプロデュースしたイベントの経験を頼りにウェディング事業を立ち上げました。無事に立ち上げた後は、独立してレストランウェディングをプロデュースする「オリーブの丘」を設立しました。ここからウェディングの世界に飛び込むことになります。

 

設立した1990年当時は、結婚式の9割がホテル・結婚式場で行われ、形式が重んじられる時代。女性は「クリスマスケーキ」に例えられ、25を過ぎたら売れ残り扱い。招待状は親の名前で送る。結婚式の7割に仲人がつく。お色直しは平均2回。披露宴中はほとんど席にいない新婦は、「ひな壇に飾られた着せ替え人形」とも言われていました。

 

レストランで結婚式をする提案に、ブライダル業界からは「結婚式をないがしろにしている」と猛バッシングを受けました。そもそも希望するお客様がおらず、ネットの無い時代に告知する術もなく、食べていけない時代が4年間続きました。

ただ、1995年頃から、いわゆる「ジミ婚ブーム」が来ます。従来の形式的なスタイルから一軒家やレストランでのウェディングが人気になってきました。堅苦しい事やお涙頂戴はNG。会社関係者を招待するよりも友人と楽しみたい。そんな時代が来て、ようやくビジネスが回り始めました。

 

また、2000年代に入ると大人の結婚式の時代が来ます。25~35歳の比率が8割、おめでた婚や再婚が3割。それを受け、結婚式の役割を従来の「ゲストから祝福される場」から「ゲストをもてなす場」へ変えませんか?と提案したところ、こちらも受け入れられ、多くの方にご利用いただきました。

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